Tears in Love〜せつない想い〜上
「柳原のばーか」
あたしの頬を
引っ張って、
そう言ったあなた。
「!?・・ちょっ・・・痛い!!」
バッ・・
あなたの手を
振り払うと、
あたしは
あなたを睨む。
「急に何するんですか!!」
「柳原が悪い」
あなたは
そう言うと去って行った。
「はぁーーー!!?」
なんじゃそりゃ!!
言ってる意味が
全然分からん!!
あたし
何か悪いことした!?
その日から
『長瀬 啓』あなたの
存在に気がついた。
それからというもの、
あたしと
あなたは喧嘩をする
毎日が始まった。
「おい、柳原!」
大きな声で叫ぶ
長瀬先輩。
「・・・・」
あたしは
それを無視した。
「聞いてんのか!?」
「うるさいです。
静かにして下さい」
棒読みで返事をするあたし。
「・・・・!!」
それに対し、
イライラする長瀬先輩。
「お前ら、
そこら辺にしとけよ」
「あ・・・!!矢野先輩♪」
矢野先輩に
笑顔を向けるあたし。
矢野先輩は
あたしの横に座ると
お面の片付けを
しはじめた。
今日の練習は
顧問の先生がいない中での
練習だった。
顧問がいなくても
あたしたち剣道部は
怯むことなく
毎日のように
厳しい練習をやった。
「おめーが、
そうやって
優しくしてっから
こいつは
強くなんねーんだよ!」
「何ですか!!それ!!
まるであたしが
弱いみたいじゃないですか!!」
長瀬先輩の言葉に
イラッときたあたしは
そう言い返す。
あたしの頬を
引っ張って、
そう言ったあなた。
「!?・・ちょっ・・・痛い!!」
バッ・・
あなたの手を
振り払うと、
あたしは
あなたを睨む。
「急に何するんですか!!」
「柳原が悪い」
あなたは
そう言うと去って行った。
「はぁーーー!!?」
なんじゃそりゃ!!
言ってる意味が
全然分からん!!
あたし
何か悪いことした!?
その日から
『長瀬 啓』あなたの
存在に気がついた。
それからというもの、
あたしと
あなたは喧嘩をする
毎日が始まった。
「おい、柳原!」
大きな声で叫ぶ
長瀬先輩。
「・・・・」
あたしは
それを無視した。
「聞いてんのか!?」
「うるさいです。
静かにして下さい」
棒読みで返事をするあたし。
「・・・・!!」
それに対し、
イライラする長瀬先輩。
「お前ら、
そこら辺にしとけよ」
「あ・・・!!矢野先輩♪」
矢野先輩に
笑顔を向けるあたし。
矢野先輩は
あたしの横に座ると
お面の片付けを
しはじめた。
今日の練習は
顧問の先生がいない中での
練習だった。
顧問がいなくても
あたしたち剣道部は
怯むことなく
毎日のように
厳しい練習をやった。
「おめーが、
そうやって
優しくしてっから
こいつは
強くなんねーんだよ!」
「何ですか!!それ!!
まるであたしが
弱いみたいじゃないですか!!」
長瀬先輩の言葉に
イラッときたあたしは
そう言い返す。