― Summer Drop ―
ふと謙太は腕時計に目を落とした。

もう1時を過ぎている。



「腹減ってない?」

「あ、そろそろ何か食べたいね。」

本当は

まだあまりお腹は空いていなかった。

勉強中にお腹が鳴るのを防ごうと、

朝ごはんをいつもよりもかなり多めに、食べてきたからだ。

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