― Summer Drop ―
「やっぱり!飛澤さんも知っとるよー。田岡君と付き合っとるんやろ?」

「あたしらよく東中の試合見に行くんやけど、飛澤さんも田岡君の応援しによく来とるよな?ラブラブやなぁ。」



驚きのあまり、言葉が出ない。


「二人が並んどん見たら、ほんまお似合いやね。あははっ。」

馬鹿にしているようにしか聞こえなかった。


「オレらお似合いやって、千夏?」

頼みの綱の辰雄は

否定するどころか、嬉しそうに千夏を見る。


「ばかっ。そんな訳ないやん!全然違うし!」

辰雄を睨んで早口で言う。


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