一人じゃないよ

朝、仕事があるから会社に出かけたはずの亜樹さん。


どうしてここに?


どうして元カノと一緒にいるの?


気づいたら足が動いてて、家に向かって走っていた。


家に着いてすぐ自室のベッドへ飛び込んだ。


枕に顔を押しつけると、止まることなく涙があふれた。


仕事だって言ってたのに…イブをあたしと一緒に過ごすのが嫌なの?


元カノとよりを戻しちゃったの?




あたしはもう邪魔な存在なの?




< 110 / 120 >

この作品をシェア

pagetop