一人じゃないよ

綺咲は安心したのか俺に身体を預けて、静かに少しだけ泣いているようだった。


ぐぅー…。


「あ…」


そういえばずっと街を歩いてたから、お昼も何も食べてなかったんだ。


「くすっ…夕食今からだけど作るよ。今日はシチューだから」


「ごめん…」


俺の腹の音のおかげで、少し空気が暖かくなった気がした。




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