一人じゃないよ


できるだけ時間のあるときには勉強をしておかないと、成績が落ちたら風春ちゃんから怒られる。


風春ちゃんってあたしに甘いけど、なぜか勉強のことになると怖いんだ。


だから成績だけは落とせない。


―――――‐‐‐


瞼の裏に光を感じてあたしは目を覚ました。


そう、眩しい朝日に…。


「って、朝日!!?」


気づくとそこはベッドの上だった。


窓から見える景色はどう見ても朝。




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