一人じゃないよ


リビングへ行くと綺咲がテーブルにうつ伏せになっていた。


どうやら寝ているみたいだ。


まわりにノートや教科書があるから、たぶん勉強してたんだろう。


このままここで寝かせておくわけにもいかないし、起こして部屋に行くように言ったほうがいいよな。


「おい綺咲、綺咲」


「……ん…あき……さん」


はっ!?


い、今なんて…!




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