一人じゃないよ


必死に心を落ち着かせて、とりあえずキッチンへ向かった。


仕事ばっかしてていつも通りだけど晩飯はまだ食べてない。


たしか棚にカップ麺があったはず。


「…ん?」


コンロの上に鍋が乗っているのに気づいて、開けてみると野菜炒めがあった。


ご飯も残ってるし、他にもちょっとしたおかずがある。


もしかして綺咲が俺の分も作ってくれたのか?


冷めていたから温めなおして食べてみた。




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