一人じゃないよ
やっぱり信用できない人なんじゃ…。
だめだめ、あたしを預けるんだからきっと信用できる人だよ。
……そうであると信じたい。
荷物を二人で手分けして持つと、あたし達はマンションのエレベーターに乗った。
風春ちゃんが何階へ行くのかボタンを押すと、エレベーターは静かにのぼり始めた。
今は秋だけど夏になったらこのエレベーター冷房になるのかな、なんて考えていると風春ちゃんが話しかけてきた。
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