一人じゃないよ


「続きはまた今度な」


「続き……?」


「…エッチのこと」


亜樹さんは意地悪そうな顔で言った。


当然あたしの顔といえばりんごのように赤くなっていた。


「もうっ、亜樹さんのエッチ!!お、おやすみなさい!」


あたしは恥ずかしくて、亜樹さんに背を向けた。


そしてこんなおしおきは二度とないように、敬語とさん付けに気をつけようと決心しながら眠りについた。




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