ぼくは かすがい
母がね、まだ 存命の頃、
母がふともらした 父の小言、
離婚を仄めかしたり、、、
そんなとき かすがいの ぼくがとった行動は
市役所行って、離婚届の用紙をいただくこと。

決して、離婚を勧める意図ではない。
B型の 母に離婚届の用紙が
手の届くところにあることによる
抑止力を隠匿してのことだ。


離婚届なんてものは 役所に出さなきゃ、
ただの紙切れだ。

ただ 提出しなくても 名前を書いて
懐に 隠すだけで 何らかの
意味を持ってしまう。

かすがい としては
出すぎた真似だったが
結局、病床に臥すまで
離婚届の出番はなかったようだった。
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