無口なDarling
あともうちょっとで私は誕生日を迎える。
しかも今年は大大だ~~い好きな猛と過ごせる。
どうせ、プレゼントなんて気のきいた事しないと思うし・・・
1日ラブラブデートがプレゼントでいいよね!!
あ~~どこ行こう!?普段は猛がめんどくせーっ。って言うから行けない所いっぱいあるんだよね!
「お前さー」
妄想を繰り返していると珍しく猛が話を振ってきた。
「うん?なぁに?」
猛がポンポンっと自分のあぐらをかいた所をたたく。
「そこ・・・座ってもいいの??」
「照れてねーで、いーから来い!!」
「うきゃ!!」
短気な猛が私の腕を引っ張る。
猛の長い足が作ったあぐらの中にすっぽり納まる。
「猛っ」
「・・・どこ行きたいんだよ?」
耳に唇をぴったりくっつけて、猛が囁く。
きゃ~!!
「・・・まだ考えてなっ・・・」
「今思いつくの言ってみ?」
私の手に猛の手が絡みつく。
甘甘モード突入!?
「早く」
ぺろっと耳の中を舐められる。
「ひゃあ・・・分かんな・・・」
もう頭なんか動かないよ・・・
何度も何度も猛の指が私の指を絡めるように行き来する。
「じゃあ俺が決める・・・いいな?」
もう頷くしかない。
こくこくっと何回も頷いたところで、猛の唇が耳から離れた。
助かった・・・心臓が壊れちゃうところだった・・・!
「俺の事・・・惚れ直しちゃうかもよ?」
ニヤッとしながらちゅっと頬にキスを落とした。