無口なDarling
「あれだけ二ヶ月の時言われたし、お前みたいにバカじゃないから覚えてるよ。」
でも、すぐにいつもの猛に戻る。
「じゃ、じゃあ・・・」
「ん?」
体を少し離して、おでことおでこをくっつける。
すごく猛の顔が近くてドキドキしちゃう。
「わっ私の昨日の下着!」
きゅっと目を閉じて、叫ぶように言う。
「は?」
猛は目をキョトンとさせている。
「覚えてる!?おっおっおニューなんだよ??」
親友と買いに行った勇気出した下着。
猛に喜んでもらいたくて。
猛はクスッ笑うと、私も耳に唇を当てた。
「ああ。ちょっと冒険した黒のレース?」
「・・・っ」
「澄子。・・・次は豹柄、期待してるよ。」
カリっと耳たぶを噛む。
「ヒャン!って・・・豹柄!?」
「クスクス。嘘。いつものガキっぽいのでもいいよ。」
「む~~!」
頬に空気をおもいっきり吸い込んで、キッっと睨む。
すると猛は意地悪な顔をして、私のスカートに手を忍ばせた。
「!?」
「大事なのは中身だろ?」