無口なDarling
視界は、見慣れた天井




と、




大好きな人の顔。




背中には寝なれたベッド。



手首は痛いくらい握られてて・・・



呼吸もふさがれてる。



「・・・ふっ」



知ってる。


無理矢理舌をねじ入れられる。


「んっ・・・っ」


私の両腕を片手で掴み、私の頭の腕で固定する。


「やっ・・・」


噛み付くように首筋に吸い付いてくる。



知ってる・・・



こんな抱き方をするときは、嫉妬をしてくれてる時。



私の意志なんかを無視して、私の体を支配する。



「猛っ・・・手・・痛いっ」



それにしても、いつもよりも乱暴・・・




初めてするキスのような・・・



ただのキス。



歯があたるような・・・キス。



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