無口なDarling

「あ・・・りがとな?」


「あっ・・・あぁ」


もう頷く事しかできない。


そんな私を愛しそうな目で見る。おでこに張り付いた私の前髪を撫でて


おでこにチュっと甘いくちづけ。


「猛っ」


さっきよりももっと、猛にしがみつく。



「澄子っ」


お互いの名前を呼び合いながら、二人で果てた。



____________



猛は腕枕をしながら、さっき渡したプレゼントを見ている。


「気に入ってくれた?」


「ん」


短く微笑むと、小さなキス。




「猛・・・お誕生日おめでとう」




こんな愛しい気持ちを教えてくれてありがとう。



生まれてくれて、



出会ってくれて、




大切に思ってくれて、本当にありがとう。





「これらもよろしくね?」



→おまけ
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