無口なDarling
盲点だった!!!
旅行=素ッピン
お風呂→素ッぴん
嘘!!素ッピンとか無い!!
素ッピンでイチャイチャとかもっと無い!!
顔が青ざめる。
いくら豹柄のパンツを履いたって、素ッピンじゃ意味無いよ!!
どうしよう・・・猛と旅行に行けるって浮かれすぎてた!
あわわ!!
「お姉ちゃ~~ん!!」
半泣きになりながら自室を飛び出した。
隣の部屋の仲良しのお姉ちゃんに抱きつく。親には友達とのお泊りになってるけど、お姉ちゃんには猛との旅行って事は話した。
「何々?どうしたのよ?明日から旅行でしょ??何泣いてるの?」
優しく背中を擦ってくれるお姉ちゃん。
お姉ちゃんは化粧が薄くても綺麗な顔立ちをしてるし、大人っぽい。
それに比べて私は化粧しないと童顔だし、眉毛ないし・・・
「・・・旅行いけない・・・」
「澄子?どうしたのよ??」
「素ッピン見られちゃうよー・・・」
「・・なんだそんなことかぁ。」
呆れた顔をしてぽんっと頭をなでてくれた。