無口なDarling
「猛・・・あんまり見ないでぇ・・・」
顔を見られたくないのか、俺の胸に顔を埋める。
逆効果なんだって。
「澄子。俺以外に見せんなよ?」
みせたくない。俺しか知らない幼い澄子。
我慢できねぇよ。畜生。
「んぁ・・・」
やっべ。 いつもの澄子と違うから新鮮。
浴衣の帯を外して一気に澄子の体を露にする。
未だに恥ずかしそうにすんだよな。
いつもの澄子の匂いと違う。温泉の匂いと澄子の匂い。それがまた興奮する。
すべすべの柔らかい肌。
なんでこんな細いのに柔らかいんだ?
俺の体にぴったり、フィットする体。
俺の思い通りになる体。
なんでも知ってる、俺のもの。
「澄子・・・」
絶頂を迎える時に、耳元で
「可愛いよ」ってささやいてくれた。
こんなに甘い夜は初めて。
腕枕をされて夜を明かすのも初めて。
すっぴんなんて気にする事じゃなかったね。
これからも、きっと猛に知られたくない事、増えていくのかな??
そんな時は、また聞かせてね。
猛の言葉でいいから、愛の言葉。
「俺に全部見せろ」って。