無口なDarling
誰だよ?めんどくせぇ
ピンポン!!
無視だろ
ピンポン!!
あーーうぜぇな!!
しょうがなく玄関のドアを開けるとそこには澄子が立っていた。
「澄子・・・?」
「来ちゃったぁ・・・」
苦笑いをするように笑うけど、目には今にも零れそうなくらい涙が溜まっている。
「なんで・・・連絡したのに無視すんのよぉ・・・っ」
両手で顔を覆いながら、肩が少し震えている。
「・・・お前学校どうしたんだよ」
「一時間目はサボり・・・」
「あ・・・そ。」
別にこんな事が聞きたいわけじゃない。
なのに口から、思った言葉が出ない。