あたしの王子様
「いただきます」
私は一人食べはじめる。
私が食べている間、甲斐は紅茶をいれてくれる。
「学園に着きましたら、まずは、学園長にあいに行きますよ」
「なんで?」
「お話があるとか…」
「そっか。」

「そろそろ学園に着きますよ。」
ガチャ
「お足元にご注意ください」
「ありがと。じゃ、行きましょ」

コツコツ
少し歩いていくと1つのお部屋が見えてきた。
その部屋は他の部屋とは離れていた。
扉の色は金色で特別な部屋なんだと思わせる。

コンコンと軽い音を鳴らすと中から優しい声が返ってきた。
『中へどうぞ』
私は部屋に入った。
「水無月羽亜です。」
自己紹介をすると、学園長らしき人が笑顔で
『存じていますよ。』
と答えた。
甲斐が私の代わりに話し出した。
「本日、お嬢様にお話があると連絡があったのでございますが。」
『ええ。お話があっとおよび致しました。』

学園長はそう答えた。
「お話とは?」
私は聞いてみた。

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