あたしの王子様
  【羽亜サイド】
「え?」好きだ!付き合ってほしい。」

三回目の告白。


ドキドキドキドキ


「えっと…」


「あの…」


どうしよう。

自分の気持ちに気が付いた今、本当のことを
言った方がいいよね?


よし、言うぞ!

「あの、私も水葉のこと、す…き…ぃ…」


「え?まじで?」

「嘘、つかないよぉ?」


「やりぃ!」

「っへえ?…きゃっ!」

私はお姫さま抱っこをされた。


「重いでしょ?下ろして!」

「いや、重くない。むしろ軽い!」

「こ、これから、入学式の会場に向かうでしょ?早く行こうよ!」

「なぁ、羽亜。彼女になってください。」

「えっと…水葉の彼女になります。」

私はこう、返事をした。


そして、私はお姫さま抱っこのまま会場へ向かった。


「あの、皆さん見てるから…もお、下ろして?」

「なんで?やっと彼女になったのに…」

「は、恥ずかしい…から…」

「いいじゃん!俺の羽亜だし。」

こんな恥ずかしい言葉を聞き、私たちは入学式の会場に入った。
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