あたしの王子様
  【水葉サイド】

さっき、目が回ってたって言ってたっけ?


あのまま、寄っ掛かってくればよかったのに…


てゆーか、部屋に戻ったらダンスの続きやるんだっけ?

約束したんだよなぁ〜

ダンスとかやりながらボディータッチとか?
しちゃったり…//ヘヘッ

ダンスをやりながらベッドに…とか?

ダンスの続きは俺の腕の中で…なんて文句とか、吐いちゃったり…//

ヤバ!俺なに考えてるんだ…(-_-;)

考えてること最低だな…


『そろそろ、ダンスパーティーをお開きにしたいと思います。』
『え〜』
生徒達がザワつく。
『王と姫がいらっしゃるんで…』
『あ…失礼な行動をとってしまいました。』

「い、いえ…」
返事に困ってる羽亜。
俺がリードしてやんなきゃな?
「俺達は、部屋に戻るんで、こっちは勝手に続けてもよろしいですよ?」
『よろしいのですか!?では、お言葉に甘えて…このまま、ダンスパーティーを続けます。その前に、王と姫がご退場になられます。皆、道を開けてください。』
そう言われて、人々の中心を歩いた。

ザワザワ
『まあ、お綺麗な二人ですわ!』
『お似合いよね〜』
『美しい姫だな〜』
< 27 / 63 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop