あたしの王子様
  【水葉サイド】
羽亜がダンス上手いのはわかった。
羽亜は天然なのか?
羽亜の胸を自分に押し付けるようにして踊ってるのに、なにも言ってこないし…

腰に手を回しても、なにも言ってこない。

羽亜ってエロいのかな?

ヤバい。
ダンスなんかどうでもよくなる…

「水葉、足止まってるよ?」

羽亜の首に唇を近づける。
ビクンッと羽亜の体が頷く…

「あ…」

なんか反応してるし…

「み…ずはぁ?ダンス…は?」

「ダンスなんかもう、出来ない…」
吐息を首にかけた。

「ぁ…ぁあ…」

感じたのか?

「首と…耳にあん…まりふれな…いで?」
首と耳が弱いんだ…
「なんで?」
「なんか、体が…フアーってするから」

つまり、感じてんのか…
「羽亜…ベッド行こ…」
「ベッド?」
「うん。横になろ?」
この言い方でわかるかな?
「えっと…」
「なんかする?」
ちょっと意地悪してやった。
「わかんない」
そうきたか!
しょうがない。俺が折れるしかないな…
「エッチしよっか?」

羽亜の顔が赤くなる。
「…//」
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