あたしの王子様
突然の告白



「一目惚れなんだ。」

ドキドキっ

なに、この気持ち…


もしかして、私好きになってきた?

「これからのパートナーとして隣にいてもらいたい。」

「あの、…えっと…」

「返事はいつでもいいよ。いつでも待つつもり。」

「あ、あの、自分の気持ちがハッキリしましたらお返事致します。」

「やった。その日を待ってる。」

まだドキドキがなりやまない。

ドキ

「お腹減らない?」

時計を見るともう、お昼の時間だった。

「あ、私何か、作りましょうか?」

「料理できるの?」

「はい。得意ですわ。」
料理は昔から大好きで、よく休日はメイドたちのキッチンで作っている。

「俺、パスタ食べたい。」

「では、カルボナーラにしません?」

「いいね〜!カルボナーラ」

「では、早速作らせていただきます。」

「もう、敬語は話さなくていいよ!楽に話して?」

「そうですね。では、お言葉に甘えて…」

「こっちにおいで。エプロン選ぶといいよ。」

「あ、このエプロンにするわ。可愛いもの!」

「羽亜らしいね!」


そして、私はキッチンへ入った。
< 9 / 63 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop