闇の花~2人の殺し屋~
「心配すんなや。お前の武器は大事に保管してある。」



その言葉に少し安心した。



あの武器は大切だから…


でも、あれはあまり人の目にはさらしたくないんだけどな。





「俺がしっかり管理しているから、そんな不機嫌そうな顔すんなや、ヒース」



確かに武器をとられて不機嫌だけど、それ以上に機嫌が悪くなるのは・・・


















「私をここに誘拐して、どうするのよ?」















私はきっとその日、1番冷たい目で鎖紺を見た。





「さっきも言ったやろ?『仲間にする』って」


鎖紺はニコニコしながら私を見る。





「私は『断る』と言っているのよ。そんな私が仕事をすると思っているの?」

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