闇の花~2人の殺し屋~
足りないもの
・・・・え…?
私達の間に沈黙が流れる。
今…なんて言ったの…?
「…おい、なんか言えよ」
ハッとするとラックはこれ以上ないっていうぐらい真っ赤だった。
「えっと…」
私は言葉が出てこない。
今まで何回か告白されたことはあった。
でも全てすぐに断っていた。
だってその人達は私の本質を見ていないから…
でも、ラックは違うはず。
昼の私も夜の私も見てきたはず…
でも顔は冗談を言っているような顔ではなかった。
私には訳が分からない。
「言っとくけど本気だからな」
ラックに先に釘を刺された。