闇の花~2人の殺し屋~
そして、その中にこうある。














≪依頼人がターゲットなどに狙われており、しかも命が危険な状況にあるとき

その者に雇われた者、あるいわターゲットを殺しても良い≫














「というわけで今回はそれに該当した。だから抹殺した」



そんなことも知らないなんて、相変わらずの無知ね。



「そんなことを聞いてるじゃない」

山岸はうつむきながら呟いた。




「お前変わったよ。鎖紺の事件から…」


顔をあげた山岸の顔は悲しみそのものだった。



「お前はもっとターゲットのことを考えていた。なのに…」


「覚えてる?鎖紺の言ったこと」



山岸は「えっ?」という顔をした。




覚えていないのかな?

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