闇の花~2人の殺し屋~
「ヒースさんが笑うことって珍しいんですか?」
「珍しいですよ。最近、少し笑うようになったんスけど、それまでは全然でした」
俺は笑った。
今でも俺にも心を開いてくれない。
俺はかなり信用してんだけどな。
「ヒースさんのこと、よく見てるんですね」
「パートナーですから」
俺は何故か苦笑いになってしまった。
「何を話しているの?」
後ろからヒースが帰ってきた。
「いや…。冷さんなんて言ってた?」
「冷さんにこの場所を伝えた。後始末は冷さんがやってくれる。
私達はこのままいるとマズいから帰る。任務は終了よ」
「お、おい!角島さんはどうするんだよ?」