闇の花~2人の殺し屋~


まさかここに置いて行くんじゃ…





「もちろん、ここに残していかないわ。
ラックは今から角島さんをタクシー乗り場まで送っていって。私は証拠隠滅しておくから」



「よっしゃ。それじゃ行きますか」


俺は角島さんに声かけた。





「はい。ヒースさん、ありがとうございました」



「いえ。私達のことは極秘でお願いしますね」



俺は角島さんをバイクに乗せてタクシー乗り場まで行った。





「それじゃあ、元気で」



短い間だったけど会えて良かったと思う。





「ラックさんも」



角島さんも笑ってタクシーに乗り込もうとした時、「あっ!」と思い出したような顔をして俺に近づいてきた。




??



そして耳元で俺に囁いた。




「‥‥‥」




っ!!


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