私 の 愛 し い 人 [ホラー]
ぷつりと何かがキレた。

『っお前な!!
片付けまでが料理だろ!
誰がこれ片付けんだよ!!
いい?!
一生!金輪際!
うちの台所を使わないで!!!』

『‥‥‥うわっ
雪梛‥‥‥これは俺、味方できねぇよ』

琉輝星も台所を見るなり苦い顔をして雪梛に振り返った。

『‥はい。』

しゅんとなりながら答える雪梛。

先ほど言った調味料を見るとありえないぐらい減っていた。

『もううちに来ないで!!!!!!!!』

それだけ言って私はリビングを飛び出した。

自室へと入りカバンに荷物を詰め込む。
携帯に化粧ポーチ、携帯の充電器、それと財布。
カバンを肩にかけ玄関へとドスドス大きな足音を出しながら歩いて行く。

『友達と約束してるから!
行ってくる!』

『え‥あぁ。
気をつけて‥‥‥。』

おどおどしながら琉輝星は返事をした。

イライラするなぁ!
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