私 の 愛 し い 人 [ホラー]
髪の毛をちゃんと乾かしていなかったので少し濡れていた所がごわついていた。

『あら〜琉輝星くん!
おはよう』

『おはようございます!
お邪魔します』

1階から琉輝星と母の声が聞こえる。

『琉輝星〜♪
遅いよ!
いつもなら20分かからないのに』

『ごめんごめん、朝飯食ってないからコンビニ寄ってたんだ。』

『あら、琉輝星くんご飯まだなの?
もう!言ってくれたらママが作ってたのに〜』

『いや、そんな‥
ありがとうございます。
でも買ってきたから大丈夫すっよ♪』

琉輝星、大変だな〜
私に返事したりお母さんに返事したり‥。

そんな事を考えくすりと笑った。

『ね、琉輝星。
早く部屋おいでよ』

階段からちょいちょいと手招きをすると軽く返事をして琉輝星は2階へと上がってきた。

『おはよう、雪梛』

『おはよう』

ちゅっと音が鳴るキスをして部屋へ入る。

『雪梛の部屋って落ち着くよな〜♪』

ベットでゴロゴロしながら琉輝星は言った。
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