たとえばこんなスクールライフ
彼…斑鳩君がそうねだった途端に。

「あ!俺の鞄にもサイン!」

「私の携帯にも!」

「僕の靴にも!」

「僕も!」

「私も!」

「俺の婚姻届にも!」

「僕は通学用のバイクに!」

生徒達がまたも私に殺到してきます。

何だか一人すごくダメな要求をしている人もいますが…。

結局次の授業が始まるたった10分の休憩の間に、私は書き慣れないサインをひたすら書き続ける事になったのでした。

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