たとえばこんなスクールライフ
睨み合いはやがて、立ち上がっての胸ぐらのつかみ合いになります。

「ち、ちょっと…斑鳩君に白虎君?」

思わず食事を中断して制止に入る私。

しかし斑鳩君も白虎君も、聞く耳を持ってくれません。

「リリムはそこに大人しく座ってな」

「おぅよ、リリムにゃ悪ィが、これは男と男のプライドの問題だ」

額と額をぶつけ合って、火花が散るような睨み合いを続行する二人。

斑鳩君の右手には白木の鞘に納められた刀。

白虎君の右手は既に握り拳になっています。

「斑鳩てめぇ…リリムの前だからってカッコつけてると大恥かくぜぇ…?」

「白虎、お前こそケダモノの癖に色気づいてんじゃないぞ…?」

お互いの挑発で、一触即発の状態は一瞬にして暴発状態になります!

「「上等だこの野郎っっっっ!!」」

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