たとえばこんなスクールライフ
「大袈裟だな、カラオケくらいで」

斑鳩君も会話に割り込んできました。

「このくらいでいいんなら、毎週末でも連れてってやるよ」

「ほんとですか!?」

「ああ」

白虎君が指折りながら言いました。

「ボーリング、ゲーセン、ハンティングスポットで魔物狩りも楽しいし、海の沖合いの方に出てリヴァイアサンウオッチングってのも悪くねぇ」

「ま、白虎が言うのに参加するには、多少戦闘用スキルを磨かないと危険が伴うけどな」

斑鳩君が手にした刀をヒョイと掲げます。

そ、そうですかー。

魔物狩りはともかく、リヴァイアサンウオッチングなんて楽しそうなんですが。

「まぁお望みとあらば」

二人が微笑みました。

「俺達が守りながら連れてってやるけどな」

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