たとえばこんなスクールライフ
「!?!?!?」

突如窓から飛び込んできた拳大の火球魔法によって、サインしたばかりの書類を燃やされてしまいました。

「何?狙撃!?」

傍らに立っていたミーシャさんが血相を変えます。

同時に。

「ミーシャさん!」

別の風紀委員が蒼い顔をして駆け込んできました。

「高等部2-Fの生徒を中心に、200名近い学生達が風紀委員本部を包囲しています!リリム・リリアの奪還が目的かと!」

「何ですって!?」

「……!」

声を荒げるミーシャさん。

口元を押さえ、涙を浮かべる私。

そんな感涙にむせぶ暇もなく。

「くっ!」

窓から第二、第三の火球!

狙いは全てミーシャさん!

彼女は素早く障壁を展開して、火球を防ぎます。

「風紀委員鎮圧隊の出動を!それからリリムさんを再び反省室へ!」

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