たとえばこんなスクールライフ
「ともかく!」

ミーシャさんが大きく腕を振りました。

その合図に合わせて、陣形を組む風紀委員鎮圧隊。

「そんな強大な力を持つ術を行使する貴女を、このまま野放しにする訳にはいきません!力ずくでもこの場で制圧させてもらいます!」

私を取り囲む風紀委員鎮圧隊。

魔法抵抗力を持つ甲冑を装備し、各種制圧用弾丸を発射できる銃を携えたその姿は威圧感があります。

純粋に武力だけなら、私が敵う筈などないでしょう。

「一斉射撃!」

ミーシャさんの号令で、鎮圧隊の隊員達が引き金を引きます!

しかし。

「Ähnlicher Wind, den Sie ein tanzendes Blütenblatt irreführt, und Kirschenbaum .... verwechselt es und Schläge, und darin zu rascheln,
(桜ひとひら 舞う花びら 迷わせて 惑わせて 吹きそよぐ風のように)」

私の歌と同時に吹き荒れる、一陣の風!

その風は幻惑の香を伴い、鎮圧隊に幻覚、残像を見せ、更には私に被弾する直前に強烈な突風で弾丸の軌道を変えます!

< 94 / 112 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop