キミがくれた光
痛い。
痛い。
私はそんなにいい子じゃない。
拓登の幸せを願うことができない。
いやな子。
彼女に会えなければいい。
拓登のことなんて忘れていればいい。
拓登が傷つくのに。そんなことを願ってしまう。
傷ついた拓登は、また私の元に戻ってくる?
でも、それじゃ・・・・・・
だめだよ。
私、好きな人の幸せを願うことができない最低の人間になってしまった。
こんなはずじゃない。
拓登はいつも私を支えてくれて、私の幸せを願ってくれた。
私に居場所をくれた人。
それなのに。