キミがくれた光
お正月を迎えた。
初詣に誘ってくれた男の人と、キスをした。
その先も求めてきたけど、うまくじらして逃げた。
嫌いじゃないけど、好きでもない。
心の動かないキスだった。
つき合ってほしいと言われた。
「今はこのままがいい」なんて、生意気な返事をしたりして。
あれから、月日だけがどんどん流れて、私の心はあの頃に置き去りのままのようだった。
笑っているけど、笑っていない日々。
ただ時間だけが過ぎていく。