キミがくれた光




拓登のことをずっと前から好きになっていた。



でも、隠していた。


誤魔化し続けられると思っていた。





でも、

今・・・・・・


私は拓登に男を感じた。




だって、拓登がそんなことするから。



拓登は、私を優しく抱きしめてくれたんだ。




泣きたいだけ泣けって。



もこもこしたジャケットに包まれて、私は子供のように声を上げて泣いた。






ドキドキするのにほっとして、安らげる。





でも秘密。


絶対に秘密。





隠し事はしたくないけど、これだけは隠しておかなきゃ。




拓登。


秘密にしてごめんね。




私は、あんたが大好きなんだ。



本当は・・・・・・











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