すきだよ、何もかも全部
次の日学校で夕凪に飛びつくかのように全部はなした
「いいんじゃない?」
「は?」
「だからまだ無理に決めなくてもいいと思うよ」
「はぁ…」
ドンッ…
「いったぁぁあ」
「なにため息ついてんだよ夕凪ちゃんこまってんだろ」
新城がいったその言葉に頬を赤らめた夕凪ちゃん…
いいねぇ…
1人だけを考えることができて…
意地悪な王子、谷村良も
優しい王子、佐伯先輩も
同じ人だったらなぁ…