4人の教師にお手上げです!
でもやっぱり
その不安は
的中した。
自動ドアの向こうには
パソコンに向かう
川田先生の姿があった。
…彼の前を通らなければ
教室には行けない。
どうやら集中している
ようだから
通り過ごせる…
そう思って静かに
塾に足を踏み入れた。
…でも。
『あぁ矢口が来ましたね!!』
『かれんちゃぁん!!』
…この2人がいたことを
忘れていた
もちろん2人が
声を出したことによって
川田先生に
気づかれる。
『…っ』
何か言いたそうで
少し寂しそうな先生と
目があった。
…そんな顔しないでよ。
…寂しいのは私だよ??
…自分がどうしたいのか
分からなくなるから。
ねぇ。