4人の教師にお手上げです!
















『…ふ、藤田先生っ?!!』






『おぅ。

久しぶりだな。』








すごく落ち着いた声で

先生はそう言った。












『で、なんで

先生がここにいるんですか!?

光は一言も…』





『だって彼には

何も言ってないから。

矢口とラブラブなとこ

邪魔しちゃ悪いでしょ。』







『え…なんで知って…』






『…矢口がやめたあとも

俺達はしばらく

みんなあそこに勤めてた。

水沢先生が教授になる

ってのを話してくれたとき

ついでに話してくれたんだよ。

みんな悔しそうだった笑

特に川田先生はね。』










どくん。









久しぶりのこの心臓の感覚。




『…まっそれを機に

みんなそれぞれ別れたよ。

自分が本当にやりたいことに

向かった。』









『…でもなんで

先生がここにいるんですか…??』










『…まぁまぁ。

ちょっとは落ち着けよ。』









先生に詳しく事情を

聞くため

やってきたのは

大学内にある

カフェテリア。



私とは反対に

優雅にブレンドコーヒーを

すする先生に

落ち着いてなんか

いられない。

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