4人の教師にお手上げです!
『…そうか。
俺は応えたのに
矢口は応えないのか。』
『!?
そ、そんなつもりじゃ…』
『じゃあ
どんなつもりだよっ!!』
『!?』
゙バタン゙と
机を思いっきり
手のひらで先生が叩いた。
またカフェテリアに
おっきな声が響きわたる。
…今度は先生の声が。
『…すまん。
取り乱した。』
『いぇ…』
先生が謝る必要なんてない。
ただ私が自分に向き合ってない…
…逃げてるんだから。
しばらく沈黙が
続いたあと。
私が考えもつかないようなことを
先生は口にした。
『…日本に
帰りたいんじゃないのか??』
『え…??』
『…あいつに
会いたいんだろう??』