4人の教師にお手上げです!

KAREN side


『…おまえが、

誰を好きなのかなんて

もうみんなわかってる。』




『…え??』





びっくりし、顔をあげると

藤田先生はふっと

口角をあげた。





『当の本人以外な。』



『…』




『あいつは

あいつなりに

おまえのこと

待ってるんだよ。』



『…待ってなんか…』







『じゃあ、その目で

確かめてこい。』



『…?!』



『いつまでも

うじうじしてて

どうするんだよ。』






その通りだと

思った。



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