4人の教師にお手上げです!

俺が驚くと

藤田先生は

少し微笑み

話を続ける.






｢矢口もひどい子だ.

私たちも

こんなに想ってるのに

振り向きもしない.

…川田先生?

先生は矢口のこと

どう想ってます？｣









｢…俺は別に…｣







｢川田せんせーっ!!

もうっ、

はっきり言っちゃいなよ!

僕たちしか

いないんだし!｣






｢…｣





少し下を向くと

藤田先生が

すかさず

話しかける.






｢川田先生?｣



｢川田せんせーっ??｣










｢…はい.

好きです、

ずっと、

ずっと前から.


なんで手放しちゃったんだろう

って

ずっと後悔してて…｣






と、そのとき.