らぶ★ぱにっく-lovable person-
「…んん゛?…あ…」
「っ」
卓都が目を覚まして、起き上がった
急いで目を擦って涙を拭く
「…赤くなるだろ」
そう言ってあたしの腕を掴んだ
「…ふぇっ…ごめんなさい…」
「俺こそごめんな?」
「あたしね、寂しかったの…」
素直に言ったら伝わるかもしれない…
あたしが素直になったら、卓都の心の中も見えてくるかもしれない…
「ごめんな…昨日、連絡しないで、やっと帰って来たと思ったら部下の女連れて来て…ごめん。寂しい思いもさせてごめんな…っ」
ううん…っ
卓都は毎日忙しいのに…頑張ってた
周りの期待に応えなきゃいけないプレッシャーと闘いながらも…いつもあたしには優しく笑いかけてくれてたのに…
やっぱり、分かって無かったのはあたしだよ…