らぶ★ぱにっく-lovable person-
亜弥の元に行き、俺は言った
「…亜弥どうした?」
「たっくん…っ…ふぇ…」
俺はとりあえず、亜弥の頭に手を置いて撫でた
暫くして、亜弥は泣き止んだ
「なんか…あったのか?」
「たっくん…」
ギュッ――…
亜弥は小さく俺の名前を呼ぶと抱きついた
「…っ!!ちょ…亜弥」
要が誤解する…っ!!!
後ろを少し見ると、そこには苦しそうに顔を歪めた要の姿があった
「…っ…要!!」
「…もう、いいよ卓都」
そんな声が聞こえてきた…
誰の声かは分かっている
要はキッと俺を睨んで振り返らずに歩いて行った
「ちょっ…亜弥…ごめん…なんかあったらまた連絡して良いから」
そう言うと、亜弥の体から離れて要を追った