らぶ★ぱにっく-lovable person-

ベットの布団が小さく盛り上がっていた。



しかも、小刻みに震えいる



「…ッ…ヒッ…」

「要?出てきて?」

「…グスッ…やだっ…」




布団の中で言うから声が篭っている




「…要。お願い」



"お願い"って言うと要はいつも言う通りにしてくれる




モゾッ―…



上布団を肩から掛けて要が目を赤くして座っている





「…あたし、

ごめんな…さいぃ…」




そう言って小さくなって泣いている




…謝らないといけないのは俺の方なのに




「要…?謝るのは俺の方」

「…ううん…あたしね…っ…」




俺は要が話してる途中だったけど、抱きしめた




「…ふぇ…あたし役に立たなくてごめんね?卓都だから怒ってたんでしょ?」



ゆっくり俺の背中に腕を回して胸の中で言う要





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