らぶ★ぱにっく-lovable person-
不謹慎にもその姿が可愛くて…愛しくてもっと強く抱きしめたかったけど…
やめた。
要の細い体が折れるような気がしたから
それより、こいつ勘違いしてねぇか?
原因は俺の醜い嫉妬なのに、役に立たなくてって…
「ちげぇよ。
俺は一度も要を役立たずなんて思ったことない」
「…じゃあ、なんで機嫌悪かったのぉ…?」
やっぱ言わなきゃいけねぇよな
「…っと…」
恥ずかしくて、みっともなくて聞こえるか聞こえないか位の小さな声で言った
「…え?」
要には聞こえて無かったらしい
多分今の俺の顔…赤いだろうな
なんて思いながら、自棄になって言った
「だから…業者のヤツと仲良くしてたから…嫉妬した!!」
最悪、
引越して1日目くらい格好つけたかったのに…
やっぱ俺…要には甘いみたいだ
「やきもち…?」
「な…何回も言わせんな////」
要から顔を逸らして言った