らぶ★ぱにっく-lovable person-
ニヤニヤ、自分でもキモイなと思いながら笑ってると看護士さんが入ってきた
「可愛い奥さんですね」
「えぇ…まあ。」
「ふふっ…さっき奥さん顔真っ赤にして帰って行ってましたよ」
ふふっと笑いながら点滴の交換をしている。
「…けど、こんな夜に返しちゃって良いんですか?」
「…?」
「え、もう終電無いですよ。」
「マジで?!――っ…」
傷を抑えながら慌てて時計を見た。
指針は12時を指していた。
「…すんません、公衆電話まで連れてってくれませんか?」
「ふふっ…そう言うと思って奥さん連れてきましたよ」
そう言うと入り口のドアを開けた。