泣き恋



どれくらい経ったんだろう。


喉が熱い。

全身がダルくて力が入らない。

地面に頭をつけて、
突っ伏したまま

鼓動に合わせて規則的にガンガン痛む頭を

持ち上げる体力も気力も、なかった。






このまま、目をつぶっていたい…










「あの…

あのぉー!

大丈夫、ですか…?」
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